こんにちは。 今回は葬儀後のお中元やお歳暮についてまとめました
お中元やお歳暮の意味
お中元・お歳暮とは、お世話になった方に「感謝の気持ち」を込めて、手渡し、または郵送する贈り物です。お盆や年末にお供物を、神社仏閣に贈っていたことが由来とされます。
現在は、親戚や会社の上司、先輩、会社の取引先など様々な方に贈る習慣となっています
贈る時期とタイミング
持参する場合、相手の生活リズムにも配慮します。お昼の12時から13時は食事をしてる可能性があります。また、夕方5時を過ぎてからも、夕食や入浴などプライベートな時間となりますので避けましょう
お中元を贈る時期
「中元」とは道教に由来し、旧暦の7月15日(お盆)に祖先を供養する行事です。ですので、もともとは旧暦の7月15日(新暦8月15日)に「お中元」を贈っていました。
現代では、7月1日~7月15日にお中元を贈るのが一般的です
お歳暮を贈る時期
新年の準備を始める「すす払い」の12/13から、年末の忙しくなる前の12/20頃までに贈るのが本来のようですが地域によって異なります。
関東地方では、12月1日~12月20日にお歳暮を贈るというのが慣習となっています。筆者も埼玉在住ですので、今の今まで日本全国12月1日からと思っていました(^_^;)
贈る時期で注意したいことは、まず年が明けて「お年賀」になってしまわない様にすることです
喪中の時のお中元とお歳暮
自分が喪中であっても、贈る相手が喪中であっても、お中元やお歳暮は祝い事ではなく、お世話になっている感謝の気持ちですので、喪中の時も贈って問題ありません。しかし、四十九日前の「忌中」期間は避けましょう。
品物に付ける「熨斗(のし)」の「水引」には注意が必要です。紅白のものは祝い事を意味しますので付けないようにします。無地の熨斗(のし)紙に「お中元(お歳暮)」と「名前」を書いてお渡しするのが良いでしょう
社長や会長が年内に亡くなっている会社宛に贈る場合
上と同じ理由から、贈って問題ありません
お中元やお歳暮に対しての御礼って必要?
頂いたお中元やお歳暮に対して祝儀返しや香典返しのように品物を送る必要ありません。しかし郵送されて届いたものは、電話連絡または葉書などで御礼の言葉を伝えましょう
その他、喪中の時によくある疑問
七五三はやってもいい?
相応しくはありません…が他に機会がある事ではないので、身内だけでささやかに行うのが良いかと思います。写真撮影をしたり、着物や袴を着せてあげるくらいなら良いのではないでしょうか?しかし神社への参拝は、四十九日までの忌中期間は避けましょう。神道では、身内を亡くして悲しみの中にある状態(気枯れの状態)で、神様に逢うのは失礼に当たります。つまり身内(自分)以外の所へも影響することですので参拝はしません
初詣は行ってもいい?
神社への参拝は、四十九日までの忌中期間は避けます。お寺への参拝は問題ありません
結婚式に参加してもいい?
基本的には喪中の間は出席は控えます。最近では忌中期間(49日)が明ければ良いという考えもありますが、まず自分が心からお祝いできる状態かどうかを考え、そして新郎新婦に了解を得てから出席するようにしましょう
結婚式を主催してもいい?
結婚式は祝い事ですので極力避けたいです。しかし「招待状を送ってしまった」「会場のキャンセル料」などの理由から、決まった日をずらすのは難しいです。まず、両家の親族と話し合いましょう。忌中・喪中というのは気持ちの問題ですから、理解が得られないようであれば延期しましょう。手続きや連絡が大変ですし、費用も掛かりますが両家の将来を考えればしょうがないことです
「良いお年を!」「あけましておめでとう」と言ってもいい?
「良いお年を」はお祝いでないので問題ありません。「あけましておめでとう」は、自分が喪中でも、相手が喪中でも相応しくありません。
「今年もよろしくお願いします」などと別の挨拶にしましょう