葬儀に限った話ではありませんが、お客様をお迎えする姿勢についての話です。
最近ではコンビニのアルバイトでも接客時のお辞儀や手を組む位置など、細かくマニュアルを作っている所が多いです。葬儀の現場でも遺族を含め、特に来て下さった会葬者に対して見た目の綺麗なお辞儀や、歩き方、凛とした立ち振る舞いが必要です。
葬儀社のスタッフはもちろん、受付担当や案内係、配膳人、遺族の立礼など、姿勢への気配りがあるかないかで、会葬者から見た葬儀の印象も大きく変わってきます。会葬者から見れば、あなたは遺族の代わりに接客しているのです
右手が上?左手が上?
接客業では体の前で手を組みます。どちらの手が上にくるかは右か左の2通りですがどちらが正しいというのはありません。どちらが上でも意味があります。可能であれば、あらかじめ打ち合わせの場を設け統一する方がよいでしょう
まず、私が学生の頃アルバイト先で教えられたのは「左手が上」でした。これは、利き腕の右手を隠すことによって、相手(お客さん)にたいして「敵意はありませんよ」という意思表示です。また、利き腕でない左手の方が、傷がなかったり、細かったり、肌が綺麗だったりと、見た目がいい方を前(上)にするという意味もあります。
「右手が上」と指導している所もあります。これは利き腕の右手を上にすることで、「いつでもお手伝いします」「すぐに手を差し伸ばします」という相手への思いやり気持ちが入っています
また、どちらが上に来る組み方でも、ただ重ねあうだけでなく上になる手の親指を、下に来る方の手で掴み、相手に親指を見せないような形がとても美しく見えます
手を組む位置は?
ダランとただ手を伸ばして組む形は、なんだか楽をしているようであまり好印象を与えません。少し肘(肘)を曲げるくらい、位置としては「おへその上」か「ベルトの上」あたりで手を組む形が良いでしょう。多少の緊張感があるように見え、相手から見て「接客をしている姿勢」と認識されやすいです
お辞儀の角度
30度が良いとされています。そしてゆっくりと頭を下げましょう。ただし、お客様が急いでいる様子であれば、ある程度略すような機転も必要です
葬儀社は接客マナーをもっと追求すべき
臨終して病院へお迎えに行く初対面の時点で服装がだらしなかったり、挨拶もろくにできない葬儀社もあります。葬儀業界の接客・ビジネスマナーはとてもレベルが低いです。最近では大手の葬儀社が新人研修などでしっかりとしたトレーニングをしていますが、まだまだ個人商店のような葬儀屋さんが多く、葬儀はサービス業ではあるが接客業ではないと考えている所が多くあります。(逆にそのことが「このレベルの業界なら」と新規参入や独立を増やしている要因なのかもしれません…)
しかし家族が葬儀社を自由に選べる時代となった今日では、他の業界以上に様々なマナーが必要となってくることでしょう